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スプリンクラー設備の仕組みを簡単解説!

2023.03.20(Mon)

消防設備

スプリンクラー設備の仕組みを簡単解説!

この記事では共同住宅や商業施設、病院などに設置されているスプリンクラー設備について簡単に説明したいと思います。

スプリンクラー設備って他の設備に比べて
とても難しいイメージがあります・・・

確かに他の消火栓設備に比べて流水検知装置や
圧力タンクなど付加装置が多いからね。
少しでも仕組みが分かるように解説していきます!

目次

  1. ●スプリンクラー設備の構造
  2. ◇ポンプの構造
  3. ◇圧力タンク(起動用水圧開閉装置)
  4. ◇流水検知装置
  5. ●スプリンクラーヘッドの種類
  6. ◇閉鎖型
  7. ◇開放型・放水型
  8. ●スプリンクラー設備の種類
  9. ◇湿式
  10. ◇乾式
  11. ◇予作動式
  12. ◇開放型・放水型
  13. ◇特定施設水道連結型
  14. ●さいごに

●スプリンクラー設備の構造

スプリンクラー設備の仕組みは自動消火システムの一部であり火災時にスプリンクラーヘッドが加熱されるとヒューズ等が飛び配管内に充填された水が放水され、配管内部の圧力が低下しポンプが起動し一気に放水を開始します。
消火栓のように自らポンプを起動しホースから放水するのと違い自動で放水を開始するので、人の手で消火するよりも迅速かつ確実に火災を鎮火することができますので火災時の初期消火に非常に有効な設備です。

◇ポンプの構造

スプリンクラー設備のポンプですが基本的には屋内(屋外)消火栓設備と同じです。
ポンプ方式の加圧送水装置の構成は「ポンプ」「電動機」「制御盤」「呼水装置」「水温上昇防止用逃がし配管」「ポンプ性能試験装置」
「起動用水圧開閉装置」「フート弁」その他必要な機器で構成されるものとなっております。





簡単に説明すると、電動機でポンプを回して吸水管から水を吸い上げて消火栓やスプリンクラーヘッドまで送水される仕組みになってます。また水源がポンプより低い位置にある場合は呼水槽が必要になるんだ。




◇圧力タンク(起動用水圧開閉装置)



スプリンクラー設備は屋内消火栓設備と違い自動で放水を開始する必要性があるため、スプリンクラーのヘッドに至るまでの配管に圧をかけておく必要があります。その為、ポンプ室に圧力タンクを設置していて設定された値まで配管内が減圧するとポンプが起動します。
タンク内に容量100ℓ程の密閉容器内に圧縮した空気を入れて配管内の加圧水と同じ圧力を受けるようにしたものです。







わざわざタンクを用意しなくても配管内に
直接圧力スイッチをつけることは出来ないんですか?




圧力タンクがないと例えば冬に配管内の水温が下がると水の体積が小さくなるんだけど、
その影響で配管内の圧力が下がってポンプが起動してしまうのを圧力タンクから
圧縮空気を入れておくと圧力低下を緩やかにしてくれるので圧力スイッチの誤作動を防いでくれる役割もあるんだ。




◇流水検知装置



流水検知装置とは火災発生時、スプリンクラーのヘッドから放水が始まると配管の水の流れを検知し受信機に信号を発する装置です。流水検知装置にも「湿式」「乾式」「予差動式」がありますが、一般的には湿式を採用している建物が多い印象です。





流水検知装置は火災防止のためだけではなく、水漏れや漏水などの水害を未然に防ぐためにも使用されます。


●スプリンクラーヘッドの種類

◇閉鎖型



埋込型のスプリンクラーヘッドで一般的な事務所ビルや百貨店、病院、スーパーなどで使われてる幅広い用途で使用されている種類です。






露出型のスプリンクラーヘッドで工場や倉庫内、駐車場で使用されることが多いもので上向きに設置する為、物をぶつけて破損する危険性が少ない種類です。



◇開放型・放水型



主に舞台などで設置されている露出型のスプリンクラーヘッドです。一見、閉鎖型とよく似ていますが開放型には感知部がありません。






こちらは壁面に設置する埋込型のスプリンクラーヘッドです。主に舞台などで使用されます。






主に高天井の側壁に設置する放水型のスプリンクラーヘッドです。



●スプリンクラー設備の種類




スプリンクラー設備は建物の特性に合わせて図の様な種類に分けられます。
一般的には閉鎖型の湿式で、乾式は寒冷地で多く開放型は舞台などで起用されています。

◇湿式

一般的によく採用されている湿式はスプリンクラーヘッドまでの配管まで水が充水されており、ヘッドが加熱され開放すると直ぐに放水が開始されます。
湿式の場合ヘッド部まで常に水が充水されているのでヘッド部に物をぶつけたり強い衝撃が加わるとヘッド部が開放され水が放出してまう危険性もあります。

◇乾式

乾式の場合、寒冷地で凍結による配管・スプリンクラーヘッドの損傷を防ぐため、流水検知装置からヘッドまでの間を水の代わりにエアーコンプレッサー等で圧縮空気を入れ加圧しています。
また乾式の場合、ヘッドが開放しても先に圧縮空気が放出し水が放水されるので湿式などに比べ初動が遅れる可能性があるのでヘッドが開放し放水するまでを「1分以内」とする決まりがあります。

◇予作動式

構造は乾式とほぼ同じですが、乾式と異なる点は「自動火災報知設備」と連動しているという点です。
水を放水し消火するという都合上、制御室や百貨店など誤報やヘッドにものをぶつけたり等で放水してしまった際の損害が大きいことから
予差動式では、感知器が作動すると流水検知装置が作動しポンプからヘッドまでの間、充水されますが放水はされずヘッドが加熱され開放されてからはじめて放水が開始されます。
ですので「感知器」+「スプリンクラーヘッド」の二つが作動しないと放水されない仕組みになっています。

◇開放型・放水型

開放型の場合、閉鎖型との大きな違いは感熱部がなくヘッドが常に開放されているという点です。
その代わりにヘッドの近くに「一斉開放弁」を設けて弁までは水を充水し外部からの火災信号または手動で放水する仕組みになります。
ですので対象の感知器が作動すると一気に放水が開始されるので点検の際は火災受信機で連動停止をするなどの処置をする必要性があります。

スプリンクラーの警報表示のある防災センター等に常時人がいる場合は
「手動式」でもOKという例外もあります。



放水型は大規模ホールや高天井に設置されているもので、手動スイッチを押すだけでは放水せず炎感知器等と併せて信号を受信し始めて放水を開始するという予差動式のような仕組みになっています。
設置場所の特性上、高価な対象物が多いのでイタズラでスイッチを押されての水害を防ぐ為の処置とされています。

◇特定施設水道連結型

特定施設水道連結型スプリンクラーとは(6)項ロの防火対象物(要介護老人ホーム等)で延べ面積が275㎡以上のものには
スプリンクラー設備の設置が義務付けされていますが、1000㎡未満の小規模な防火対象物は水道管に連結した簡易型のものでよいとされています。
この水道管は日常で使用するトイレなど生活水道と同じなので配管内に水が停滞しないので衛生的です。

加圧送水装置や流水検知装置、非常電源なども必要ありませんので
小規模事業者にとってはスプリンクラー設備の設置は大きな負担になるのでそれらの費用軽減を図ったものになります。



●さいごに

今回はスプリンクラー設備についてお話ししましたが、スプリンクラーは他の設備と違い少し取っつきにくいイメージがありますが
こちらの記事をみて少しでも参考になれば幸いです。
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